2018.05.08

僕ら

ラックライフ

Art Direction & Design 加藤晴久/伊藤講平(LUCKON GRAPHICS by Luck’a)
Photographer : 笹原清明

クリープハイプ、Mrs. GREEN APPLEなど数多くのアーティストグッズやCDジャケットを手掛けるLUCK’Aのデザインチーム「LUCKON GRAPHICS」より、加藤晴久と伊藤講平がアートディレクション・デザインを担当。

モノづくりとコミュニケーションを大切にする加藤は、アーティスト写真とジャケットをシンクロさせることで、リード曲「僕ら」の持つごく日常にある情景を自然と身近に感じさせる演出を心がけたと言う。また光のトーンにもこだわり、フォトグラファーには笹原清明を起用。Spangle call Lilli lineのギタリストでありながら、音楽雑誌やCDジャケット、ファッション誌などを手掛ける笹原の写真は、例えば秦 基博の『青の光景』や、赤い公園の『純情ランドセル』など、光がアートワークのポイントになっているものも多い。今回も表紙で町を包む白い光や、それとは照度の違う巻三つ折り中面でポジフィルムに収められた幾つもの風景など、まるで肉眼そのもので捉えたような日常そのものの光を見事に表現している。

  

 

 アニメ『文豪ストレイドッグス』TVシリーズで「風が吹く街」「名前を呼ぶよ」が起用されたことに続き、映画『文豪ストレイドッグス DEAD APPLE(デッドアップル)』でも「僕ら」 がエンディングテーマに起用。発表時にはラックライフファンのみならず、多くの『文豪ストレイドッグス』ファンからも喜びの声が上がった。                     

 人は皆、何かしらと戦っている。しかし一人ではない。全作詞作曲を担うPON(Vo,G)は、みんなが楽しみにしてくれていることで感じた心強さを歌詞の随所に刻んだ。切なさの先にある清々しさはストリングスと相まり、サビでPONの印象的な歌声と共に余韻を残しながらエモーショナルに広がる。c/wには「ライターライナー」「贅沢病」の2曲が収められているほか、付属のDVDには2017年7月開催の東京・TSUTAYA O-WEST公演のライブ映像が収録。前身バンドを経てラックライフに改名後、今年で10周年を迎えるラックライフ久しぶりのバラードは聴き応えアリ!

ラックライフ「僕ら」

 
 ミュージック・ビデオの撮影は、『文豪ストレイドッグス』の舞台であり、ラックライフがライヴでメジャーデビューを発表したゆかりの地、横浜で撮影が行われた。日常の風景や何気ないシーンを切り取ったカット(冒頭に出てくる猫は、ベース担当のたくの飼い猫だろう)を散りばめ、ジャケットとリンクしたような光に満ちあふれている。撮影日の前日、関東で記録的大雪が降ったため、温かい映像のイメージとは裏腹に極寒の撮影だったそうだ。

TEXT : 秋山雅美

ラックライフ OFFICIAL SITE

http://luck-life.com/

ニューシングル

「僕ら」

LACM-14734
¥2,100 (+tax)
購入はこちら
 
2018年2月28日発売

1.僕ら
2.ライターライナー
3.贅沢病

LIVE

5月4日(金) 大阪なんばHatch
ラックライフ presents
『GOOD LUCK 2018 大阪編』

出演:ラックライフ/ あいう/ グッドモーニングアメリカ/ ザ・モアイズユー/Self­Portrait / CHERRY NADE 169 / BURNOUT SYNDROMES/ HEADLAMP /LACCO TOWER/ Rhythmic Toy World
GOOD LUCK 2018特設サイト

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