2017.08.10

『消える世界と十日間』

それでも世界が続くなら

Illustration : もぐさ

もぐさ
大阪府出身のイラストレーター。文星芸術大学美術学部美術学科日本画専攻卒業。2012年から活動を始め、様々な音楽アーティストのCDジャケットやグッズ制作、宣伝ポスターなどを手がける。2016年よりロックバンド「限りなく透明な果実」のグッズデザインを担当。各種イベントでのライブペイントを主に活動している。
http://muu.in/qualia/

LUCKAND-Gallery Cafe&Bar-では、8人のクリエイターと共にスピンオフ・エキシビション『真冬のビエンナーレ』〜祝祭前夜・煌夜祭〜』を行ったこともある。
http://place.luckand.jp/exhibition/20170117/

バンド史上最も多彩かつ、ダークネスな印象のこのジャケット。今回はイラストレーターもぐさ氏がジャケットイラストを担当している。それでも世界が続くならのディスコグラフィの系譜でもある女性イラストが、繊細な描き込みと独特な色彩で描かれており、黒や寒色系の背景と、女性がまくった腹部とのコントラスにストーリーを感じさせている所も印象的だ。
初のタッグとなるこの2組だが、異常なほどの親和性も感じさせつつ、変化したテイストにバンドの新たな出発をも想起させる。

「一人の人間の人生を、よりリアルに音楽に閉じ込める」に沿って作られた、バンド初のコンセプトアルバム。自身に起きた10日間の出来事とその時の心理状況をこれらの楽曲に記録したという。彼らがずっと共通して歌っている、「世界の中の自分」。どうしても他者との関わり無しでは生きていけないこの社会の中、健やかな生活や住みやすい世の中を信じ、自己を押し殺し、合わせて生きるのか?孤立して生きるのか?それが他者ではなく、自己との葛藤なのがいかにも彼ららしい。

正解はない。ただ、これらを聴き、救われたり光や希望を見出したり、一縷の望みに思う人は確実に居る。ラストの弾き語りで綴られた「11日目(翌日):僕がバンドを辞めない理由」が全てを物語っている。そう、彼らはこれからい続けていく。そんな宣言のようにも響く1枚だ。
このアルバムから現実へと繋がる本作の続編ライブとして、9月17日(日)に下北沢CLUB Queにて行われるワンマンライブ『12日目:それでも、世界が続くなら』も、非常に注目度が高い。

「人間の屑」

「人間の屑」は、スマートフォンで視聴している架空のMVと、日常の風景が交差しながら「私は汚れている」「自分が嫌い」といった感覚をもつ自称・弱者へ、自身の音楽を介して共犯関係を募る事を目的としたMVとなっている。
ある意味、共感を覚えたリスナーを余さず寄り添い続ける。紆余曲折を経た彼らの、そんな強い意志すらも感じる。
 

それでも世界が続くなら

http://www.soredemosekaigatsudukunara.com/

NEW ALBUM

『消える世界と十日間』

BZCS-1156
¥2,778(+tax)
ROCKBELL / Bellwood Records
購入はこちら

2017/07/26(水)Release

1日目:人間の屑
2日目:深夜学級
3日目:就寝系
4日目:正常
5日目:アラームと起床
6日目:かけがえ
7日目:消える世界のイヴ
8日目:三分間の猶予
9日目:水の泡
10日目:アダムの林檎
11日目(翌日):僕がバンドを辞めない理由

LIVE

それでも世界が続くなら「消える世界と十日間」リリース記念ワンマンライブ
『12日目:それでも、世界が続くなら』
9月17日(日)下北沢CLUB Que

『tanakurt生誕46年祭』
9月1日(金)千葉・稲毛K’s Dream

『結局、世界が続くなら。』
9月8日(金)東京・吉祥寺Planet K

『FORGIVE YOUR DARKNESS vol.14 柏編』
9月9日(土)千葉・柏ALIVE

『消えないための方法』
9月24日(日)東京・下北沢DaisyBar

『気仙沼サンマフェスティバル 2017』
10月7日(土)宮城県気仙沼市・波路上瀬向

『”ぼくらの音楽” 20年目の20連発!!! 18日目』
10月28日(土)千葉・稲毛K’s Dream

LUNKHEAD TOUR 2017-2018『燃えよ!対BURN!!!ツアー』
11月11日(土)千葉LOOK

RECOMMEND