2017.07.13

『消える世界のイヴ/アダムの林檎』

それでも世界が続くなら

Photofablication:篠塚将行

デビュー以来これまで、それせかの全てのCDジャケットはイラストレーターのおおはましのぶの絵が起用されていた。ある意味、あの音楽性と彼女の描く少女の絵が一体となって、楽しんできた方も多かったかもしれない。
対して今回はボーカル&ギターの篠塚将行が加工した、いささかホワイトアウト的な女の子の実写が起用されている。1人の少女の内側と外側がそれぞれ対の世界として描かれていた今回のタイトル曲の2曲。微笑んでいる、いわば女の子の表の部分(外側)を眺めながら聴き進めていると、なんだかその女の子の内側の部分も浮かんでくるような興味深いジャケットとなっている。

「頑張れ!」「大丈夫だよ」「君は間違ってない」等、優しい言葉を投げかけるだけが、自分に寄り添ってくれる音楽ではない。そのことを、それでも世界が続くならの各楽曲からは、よく気づかされる。今回のシングルも4曲4種、その類を感じた。ここでは上述の言葉類は出てこない。しかしそれ同等、いやそれ以上に「自分の傍らにいてくれる/励みになる」歌がある。
轟音の中、痛々しく歌を響かせながらも、その根底に流れている、幸せになりたい、生きていたい、少しでも自分が住みやすい世界になってくれたら…の類。「死にたい」その先の「だけどまだ生きていたい…」その生命力を今回も彼らの各楽曲からはヒシヒシと感じる。

それでも世界が続くなら「消える世界のイヴ」

死にたがりの少女が無意識に口にした「生きたい」という一言で、失われた自己を取り戻す心理的解放を具現化したMV。ソングライターの篠塚が心の底から振り絞り、描いた同歌の歌詞も同時映り出し、より観る者の心にひっかき傷を残す。失われた全ての時間が戻るという心理的解放を具現化した、超現実的なストーリー性にも注目して欲しい。

それでも世界が続くなら

http://www.soredemosekaigatsudukunara.com/

3rd SINGLE

『消える世界のイヴ/アダムの林檎』

BZCM-10006
¥926(+tax)
ROCKBELL / Bellwood Records
※数量限定(売り切れ次第販売終了)
※タワーレコード限定
購入はこちら

2017年5月24日(水)Release

01. 消える世界のイヴ
02. アダムの林檎
03. アラームと起床
04. 寝ていたい

LIVE

「flooring high vol.9~Special 2MAN!!~」
7月29日(土) 東京・新宿SAMURAI

アラウンドザ天竺 presents「タイトルおもいつかん Vol.2」
8月5日(土) 東京・吉祥寺Planet K

「tanakurt生誕46年祭」
9月1日(金) 千葉・稲毛K’S DREAM

それでも世界が続くなら「消える世界と十日間」リリース記念ワンマンライブ
「12日目:それでも、世界が続くなら」
9月17日(日) 東京・下北沢CLUB Que

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