2017.04.05

ファンと分かち合うグッズ

山口大吾(People In The Box)

昨年10周年を迎えたPeople In The Box(以下:PITB)。3ピースながらも高い音楽性と独特な歌世界で注目を集めているロックバンドだ。そんな彼らが1月27日の『空から降ってくる vol.9 ~劇場編~』東京公演よりオリジナルのカーディガンを発売した。ネイビーの生地にグレーのボーダーラインが印象的なデザイン。プロデュースを手掛けたのはドラムスの山口大吾だ。実はPITBのメンバーがゼロからプロデュースを行うことは、10年でほぼ初めてのこと。「自分が着たいものを作り、お客さんにも喜んでもらえたら嬉しい」と語る山口。グッズデザインの最終段階の打ち合わせに同席させてもらい、取材を試みた。

すべてのグッズに愛着があり品質にも自信を持ってます(山口大吾)

-今回、山口さんがこのカーディガンのプロデュースに携わった経緯から教えて下さい。

山口

他のメンバーから「グッズに関しては全く知識がないから、大吾に頼む」と言われたもので。僕もほぼ分からないですが、任されたからにはって感じです(笑)。

−元々山口さんはライヴのMC&グッズ紹介役も担ってますもんね。

山口

いつの間にかね(笑)。

−そもそも山口さんが担当になったいきさつは?

山口

ライブ後半のMC担当が僕なんです。グッズの紹介ってライヴの最初の方で行わないし…。「だったら自分が言うか…」ぐらいの気持ちでしたね。紹介をし始めたのはライヴを演り出して3年目ぐらいからかな。

−今やそのグッズ紹介も立派にコーナー化していて、それを楽しみにしているファンも見受けられます。

山口

なんだかんだやり続けてますからね。あまり言いすぎるといやらしい印象を持たれるので、ワンマン以外はケースバイケースでやってます。

−山口さんのMCは緊張感のあるバンドのステージを良い意味で緩和しているように映ります。自分たちのグッズの紹介なのに自虐的なところもあったり。

山口

あえて自虐的に紹介をすることで逆に印象に残ってくれると思ってます。実際に買ったら滅茶苦茶良くて、予想以上に価値があるものに感じたりする。そんな逆イメージアップを狙ってます(笑)。当然これまでも含め、すべてのグッズに愛着があり品質にも自信を持ってますよ。

−時には紹介し終えたらポイッと放り投げたりすることもありますよね?

山口

あれも最初は偶然でした(笑)。グッズ紹介から間髪置かず演奏に戻らなくちゃならなくて、仕方なくやったところ、思いほかウケてしまって。これいいな、と。正直、毎度心を痛めながらやってます(笑)。

−今回のカーディガンですが、春・夏はアウターとして、冬はインナーとして着こなしやすい厚さや色味が印象的です。山口さんなりのこだわりが随所で見受けられますね。


山口

まずは自分が着たいものを作り、それがお客さんにも喜んでもらえたら嬉しいな、と思い、色々と希望を出していきました。着た時にちょっと密着感があって肌触りの良さを第一に考えています。シルエットも普通のカーディガンよりシャープにしたくて。

−確かにありそうでないシルエットかもしれませんね。

山口

ラインは細い方が良かったんです。あまり見ないし、自分も欲しかった。アームホールもちょっと細く。丈は少しだけ長い方が理想だったんです。

デザイナーと意見をすり合わせながらデザインを確認する山口


1stサンプルを羽織り、実際の着心地を確認し、微調整していく


良質な生地、縫製のクオリティを求めた結果、国内での生産を選択した


−首後ろのワンポイントの刺繍も特徴的ですね。

山口

よく左胸辺りにロゴとか入りますよね?そういうのはいらなくて。代わりに首の後ろ刺繍を入れてもらいました。刺繍の絵もボックスのみのシンプルなものにしてもらって。あとは全体的にクールな印象にしたかったので、刺繍の糸もボーダーと同じ色を提案しました。よく見たら分かる、っていうレベルに留めたくて。

−バンドグッズとはわからない見た目が、着やすさにつながってますね。そして太いボーダーが印象深いです。

山口

面白いでしょ。ボーダーなんだけど、不規則にしてみました。袖のボーダーも数が左右で違うとか、あえて統一感がなくても良いなって思って。生地色も重くなく着やすい色を希望した結果、ネイビーに落ち着いたんです。

−ボタン部分も目を惹きました。

山口

シンプルなものを希望しました。ただし、全体的に主張がないデザインなので、若干アクセントは持たせたかったので、ボーダーと重なる部分だけボタンの色を変えています。

−今回、10年間で初めてに近い、ゼロからのグッズプロデュースをしてみて、いかがでしたか?

山口

打ち合わせをしながら作っていくと楽しいしスピーディーですね。思ったものがそのまま伝えられるのが良かった。

−今後作ってみたいグッズを教えて下さい。

山口

いずれは前に使ったモチーフの「胞子拡散君」のタオルが作りたいですね。帽子とか作っても良いかもしれない。ライヴ会場だけで使うグッズも、お客さんが参加したぞっていう実感があるモノも面白いだろうし…。

−アイディアは尽きませんね(笑)最後に一言お願いします。

山口

良い10周年にしたいので、これからもよろしくお願いします!


このカーディガンは期間限定販売で売り切れ次第で販売終了となるので興味のある方は是非PITBの各ライヴ会場で買い求めて欲しい。現在、オフィシャルWEB SHOPでも購入可能
https://pitb.thebase.in/



INTERVIEW & TEXT & PHOTO:LUCKAND

<People In The Box>


波多野裕文(Vo,G)、山口大吾(Dr)に福井健太(B)による、3ピースバンド。3ピースの限界にとらわれない、幅広く高い音楽性と、独特な歌の世界観で注目を集めている。2007年に1st mini album『Rabbit Hole』でCDデビュー。2017年1月には10th Anniversary album『Things Discovered』をリリース。5月からは全国ツアー10th Anniversary『Things Discovered』release tourを行う。
People In The Box ホームページ


NEW ALBUM

『Things Discovered』【初回盤】(2CD+BOOK)


初回盤は全楽曲の歌詞とメンバーインタビューを収めた文庫本付/スリーブケース仕様
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『Things Discovered』【通常盤】(2CD)


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<DISC-1>
01.木洩れ陽、果物、機関車
02.空き地(New Recording)
03.沈黙(New Recording)
04.旧市街(New Recording)
05.maze
06.プレムジーク 9月/東京
07.矛盾の境界

<DISC-2>
Remastered Selected Songs2007-2016
01.映画綺譚
02.空は機械仕掛け
03.海はセメント
04.天国のアクシデント
05.翻訳機
06.聖者たち
07.月
08.気球
09.球体
10.犬猫芝居
11.はじまりの国
12.Alice

LIVE

10th Anniversary『Things Discovered』release tour

5/7(日)新潟GOLDEN PIGS BLACK STAGE
5/12(金)札幌Sound Lab mole
5/14(日)仙台LIVE HOUSE enn 2nd
5/19(金)高松MONSTER
5/20(土)広島セカンド・クラッチ
5/21(日)福岡DRUM Be-1
5/26(金)梅田CLUB QUATTRO
5/27(土)名古屋CLUB QUATTRO
6/03(土)新木場STUDIO COAST

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