2019.11.18

THE SIDE EFFECTS

coldrain


 

Art Designed by David Masato Hayakawa

最初に断っておくが、なんとこれは通常盤。この仕様にして、限定生産でも初回限定でもなくデイリーで発売されるとは誠に凄い!!

これを既にジャケット写真で見た方もおられるかもしれない。たぶんその際には、この盤が実際にはこのような仕組みの為、ああ映っていたことに合点がいった方も多いのではないだろうか?
元来、coldrainの作品のアートワークはかねてよりボーカルのMasatoが担ってきた。そんな彼のアイデアが形となり、バンド史上最も凝ったアートワークとなったのが、彼らの最新作『THE SIDE EFFECTS』と言えよう。

アーティスト写真ではスケルトンに映っていた部分、実はそこは透明の塩ビがブックレットの表一になっていた為にそう感じられたもの。実際にはその塩ビの上半分は黒く印刷され、下方にCDの曲名や主なクレジットが印刷されている。そして、中のブックレットは全て上方に三角に折られているため、遠目では透過されて見え、その下の盤がスケルトンで映える仕組みとなっている。しかも、その三角に内側に折られたページは、開くことが出来、伸ばすと正方形の通常のブックレットとして楽しめるものとなった、凝った仕様だ。また、塩ビの部分もあえてベタと抜き文字を組み合わせ、その下に赤い紙を引くことでコントラストをつけ、キチンとワントーンにとどまらず、トーンのバリエーションをつけている面にも着目したい。

ちなみに、このブックレットを内側に折る作業だが、断裁やブックレットホチキス止め以降の、キチンと一つ一つ全ページ折っていく作業は実は機械では不可能なため、ブックレット制作の際に一つ一つ、職人さんにより手で折られたもの。実はかなり時間と手間がかかっていたりする。その辺りも是非実感しながら、音もパッケージも楽しんで欲しい。

 

日本はもとより、海外でも勢力的にツアーを行い、人気を高めているcoldrain。ライヴは言うに及ばず、ここ数作は作品面に於いても、世界照準にて制作されてきた。
そして、アルバムとしては実に2年ぶりのリリースとなるのが今作『THE SIDE EFFECTS』だったりする。
今作はcoldrainがcoldrainせしめ、彼らが持つ本質をあえて全面に押し出し、そしてよりそこに磨きをかけ、特化させたもの。それは結果、彼らならではの音楽性や作品性を手に入れたのと同時に、日本が世界に向け自信を持って送り出す、オリジナリティあふれるジャパニーズ・ラウド・ロック・バンド的な作品へと行き着かせた。

やはり彼らの魅力は、激しさや勢い、カッコよさや凄さはもちろんのこと、そこにキチンと根づいた美しさや哀しさを擁しているところ。その辺りがより如実に現れ、それを際立たせる為にも必要な「美」や「哀」も更に浮き彫りにすることに成功している。合わせて、より歌を全面に立たせ、作品性を高めることにより、従来のファン層のみならず、幅広い層へとコミット出来るポテンシャルも多分に擁しているのも特徴的だ。

より日本のファンも、そして海外のファンも増やしていくこと間違いなしな1枚と言える。

coldrain「JANUARY 1ST」 MV

Director : Koh Yamada (SHELFS.co)

いやー、まさか彼らがバラードを表題曲に持ってくるとは…。
と、バンドにとっても初のバラード曲にてMVが制作された、この「JANUARY 1ST」。
アコースティックギターの爪弾きと後半に向け、ドラマティックに広がっていく感動的なストリングスの上、ボーカルMasatoの胸を締め付けるような、哀しさを基調とした心の機微を歌に、そしてMVのドラマ性にリンクさせ、その感情移入が悲痛なまでに目に耳に入ってくる。これまでと違い、最後までキチンと美しく哀しく聞かせ、途中豹変し、ラウドさに逃げないところも特筆すべき箇所だ。
リリックビデオにしているところにも着目。

同曲を全面に出すことにより、彼らの歌への真剣度や今後の向かうべき先を示唆しているところにも注目したい。
まことに彼らの持つ哀しさ、美しさ、そして(この楽曲に於いては)秘めたエモさといった同曲やバンドの特徴を上手く表すことに成功したMVた゜。

TEXT : LUCKAND編集部

coldrain OFFICIAL HP

http://www.coldrain.jp/p

 

coldrain

NEW ALBUM『THE SIDE EFFECTS』(通常盤)

¥2,600(;taax)
WPCL-13080
2019.08.28 ON SALE

購入はこちら

1.MAYDAY feat.Ryo from Crystal Lake
2.COEXIST
3.SEE YOU
4.SPEAK
5.THE SIDE EFFECT
6.JANUARY 1ST
7.NSOMNIA
8.ANSWER
9.BREATHE
10.STAY THE COURSE
11.REVOLUTION
12.LI(E)FE

 

“THE SIDE EFFECTS” ONE MAN TOUR 2019”

9/22(日) Zepp Nagoya
9/28(土) Zepp Osaka Bayside
9/29(日) 高松オリーブホール
10/4(金) Zepp DiverCity
10/11(金) 新潟LOTS
10/12(土) 仙台PIT
10/14(月祝) Zepp Sapporo
10/18(金) 広島クラブクアトロ
10/20(日) Zepp Fukuoka
10/26(土) 桜坂セントラル
10/27(日) 桜坂セントラル

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