Sunny Day Service – Tシャツ 【Official VIDEO】

出演：大下ヒロト / 永山智啓 / 曽我部恵一 / 田中貴 / コハル(曽我部の愛犬)
監督・脚本 : 中村佳代

中村佳代
映画監督・映像ディレクター
群馬県桐生市生まれ。
映画、CM、MVなど映像を作り続けている。
音楽をKIRINJIが担当したことで話題にもなった監督・脚本作「ひもかわラプソディ」のスタッフ陣はこの「Tシャツ」のMVにも多く関わっている。

56秒で終了する、サニーデイ史上屈指の短い分数の同曲。
内容は、大下ヒロトが突然永山智啓に「サニーデイ サービス」と描かれたTシャツに無理やり着替えさせられるコミカルタッチなもので、メンバーでもある曽我部恵一（Vo, G）と田中貴（B）、そして曽我部の愛犬・コハルがその様子を見守るといったもの。オールディ風でありながら夏らしく爽やかなロックンロールナンバーに合わせて、短い映像のなか衝撃的な展開も見どころだ。

さて、このMVの中で気になるのが登場人物が着ている、バンド名が発色の良い赤で大きくプリントされているTシャツ。なんと実際に販売されているのだ。

Tシャツデザイン：よしもとよしとも

よしもとよしとも
漫画家
神奈川県出身
シュールで少女漫画と青年漫画の中間に位置した絵柄で独特な世界観を描く。漫画のみならず小説や映像制作、CDジャケットのデザインなども行う。
https://twitter.com/yoshitomosan

赤の色味に強いこだわりを持ち、調整して作られたというこのTシャツ。まるで合成のように色味が浮き上がっているように見えるが、このこだわりがすべて、「Tシャツ」のMVを、短時間で視覚的な印象を強く残すひとつの要因となっている。

前述の新譜のリリースや、楽曲の内容にリンクするかのような、いわゆる「攻め」のデザイン。
サニーデイ・サービスのバンド像そのものが凝縮して具現化されたかのようなTシャツにも感じられ、漂うストーリー性にも、それらの相乗効果が現れている。
購入はこちらから
サニーデイ・サービス/「MV TシャツのTシャツ」Tシャツ（T-shirt/white)

そんな新しい施策を続けるサニーデイ・サービスは、精力的にライブを行っており、「FUJI ROCK FESTIVAL ’17」や「オハラ☆ブレイク’17夏」への出演を始め、来る2017年8月27日には東京・日比谷大音楽堂にて19年ぶりのワンマンライブを行う。
残念ながらこちらのチケットはすべてSold Out。リスナーもまた、常に新しい彼らを見逃せない。そんな期待や渇望を感じる。参加できない方は、次は逃さないよう、彼らの動向をチェックしてほしい。