2018.03.11

SUGI Long-Sleeve T Exhibition「New One」

SUGI(イラストレーター)

アーティストのアートワークを手がけ、MUSIC ILLUSTRATION AWARDS 2017にてBEAMS T賞を受賞、その後BEAMS Tとのコラボレーションアイテムが発売されるなどと注目が集まるイラストレーター・SUGI。そのSUGIのイラストレーションをロングスリーブTシャツ&スウェットに落とし込み、その原画とTシャツを並列して展示したSUGI Long-Sleeve T Exhibition「New One」が開催された。通常の作品展とは一線を画したこの展示の様子をお伝えしたい。

SUGI Long-Sleeve T Exhibition「New One」
■日時:2018年1月23日(火)〜2018年2月4日(日)
■場所:LUCKAND-Gallery Cafe&Bar-

メインビジュアル

本展示は、昨年末にBEAMS Tとのコラボレーションアイテムとして、SUGIのイラストが落とし込まれたロンTが発売されたことを端に発した。SUGIのこういった活動の流れを更に大きくすべく、彼のイラストを更に効果的にロンTに落とし込んで展示できないか、というディスカッションの元、SUGIによる原画と、LUCKANDによるプロダクト・デザインを掛け合わせたロンTを、並列して展示する形で実施。原画の迫力を感じながらもただのイラスト展にとどまることなく、それが活かされたプロダクト・デザインを同時に鑑賞でき、購入もできる展示となった。

原画とは異なるデザインを加えフロントに落とし込み、左袖にはその作品のタイトルともなる言葉がプリントされている。これら作品にはこの展示に向けた新作も含まれており、SUGIは以下のようなコメントを残している。

「去年から段々と環境が変わってきて、いろんな活動をやらせてもらえるようになった中での今回の展示。いい意味でのプレッシャーがあり、タイトな時間の中であれだけいい作品が創れたのは自信になった。プライベートではいろいろ思うようにいかないことが多かった時期だったので、この作品創りに関しては逆に素直に対峙できた」(SUGI)

「KIOKU」・・・SUGIという名で活動を始めた初期に創ったグラフィック作品を、絵でブラッシュアップした作品

「Sun Shower」・・・静と動、沸々とした内面を表現。タイトルはKANDY TOWNのMC・Kikumaruが考案。本作タイトルは敢えて自分でつけず、他者の目線を大事にした

「IMPRESSION」・・・あるアート本の写真をコラージュして創り、その印象から絵を描いた作品

 

本展示は複数のメディアでも取り上げられ、プロダクトとしても「Ollie」3月号に紹介されるなど、広がりをみせた。展示ではロンTとスウェット(ホワイト・グレー)を展開していたが、現在はロンTのみ、LUCKAND店頭と通販(http://shop.luckand.jp/)にて一部購入できる。更に活動を広げていくであろうSUGIの今後に注目したい。

TEXT&PHOTO:LUCKAND

<SUGI(スギ)>
1990年三重県生まれ、2014年よりイラストレーターとして活動。MUSIC ILLUSTRATION AWARDS 2017にてBEAMS T賞を受賞。近年ではKANDYTOWNが発行したZINE「EMARCY」のエディトリアルデザインを担当する他、MASATO、DJ Minnesotah、shotahiramaなどのアートワークでも知られている。
https://sugi-1990.jimdo.com/

RECOMMEND