2019.04.19

夕方5時のチャイムからのクボノ宵~supported by 路地裏の僕たち

クボケンジ(メレンゲ)

メレンゲのクボケンジによる自身のソロライヴ「クボノ宵」。その「出張版クボノ宵」こと「夕方5時のチャイムからのクボノ宵〜supported by 路地裏の僕たち」が3月9日に富士吉田市民会館小ホールにて行われた。

新宿ロフト歌舞伎町移転20周年の記念イベントの一つとしても交え行われたこの日のライヴ。当日はクボのライヴはもとより、この街出身のクボの親友とも呼べるフジファブリックの故・志村正彦であったこともあり、メレンゲの曲や自身の曲を中心に、フジファブリックの曲も数曲歌い、また、志村がクボの歌中で最も好きだったと公言していた楽曲も披露。この地ならではのクボのライヴを楽しむことが出来た。

『夕方5時のチャイムからのクボノ宵〜supported by 路地裏の僕たち』
■日時:2019年3月10日(土)
■場所:富士吉田市民会館小ホール

元々はクボの親友でもあったフジファブリック志村正彦の生まれ故郷でもある同地にて、是非この街の人々や志村の両親、知人たちにも自身のライヴを魅せたいとの思いから実現した、この日のライヴ。地元・富士吉田から志村の足跡を後世に伝える、志村の地元の同級生たちから成る有志団体「路地裏の僕たち」の面々の協力の下、かの地ならではの趣向やもてなしが各位を迎えてくれた。

エントランス正面のガラス窓には巨大な霊峰富士の全景がお出迎え。志村家やフジファブリックからの花を始め、クボと志村の2ショット写真、過去志村から新宿ロフトに寄せたコメントの再掲等がなされ、開演までの時間は場内に用意されたスクリーンにてこの地の紹介やローカルCM等も放映され、富士吉田に親しむことが出来た。

ライヴの方はチケットも完売の満員御礼の中、途中ギタートラブルもあったが、が故の機転さもあり、特別性も味わうことの出来たこの日。歌とギターにクボ、ゲストサポートとしてもう一本のエレキギターに曽根巧、キーボードに山本健太と、双方志村とは近しかったミュージシャンたちと共に贈られた。それらは途中想い出深いエピソードや歌に込められたメッセージの数々もヒシヒシと伝わって来て、見事これまで自身の中だけで留めていた親友志村への想いや想い出、このライヴ実現への気持ちや気概を端々から感じ取ることが出来た。

この日のレポの詳細は、Rooftopを参照。

このイベントでは、クボノ宵グッズとしてLUCK’A Inc.制作、LUCKON GRAPHICSデザインによる、Tシャツとバンドタオル、そして限定のZINE(デザインのみ)も販売され盛況であった。

これらのグッズは新宿ロフトでブッキングを担当し、古くはメレンゲのインディーズ時代のレーベル運営を行っており、今回のイベントの企画運営を行ったロフトプロジェクトの樋口寛子氏監修のもと制作。その樋口氏は「クボさん本人の意向を大事に自分だったらこういったグッズが欲しいなと思う物を作りたかった」と語ってくれた。

今後も時々は地方でも行われるかもしれないという、このクボノ宵。その際は是非みなさんも足を運び、その時、その土地ならではの彼のライヴを楽しんで欲しい。
また、新宿ロフトも今年いっぱいに渡り、新宿ロフト歌舞伎町移転20周年の記念イベントの数々が行われる。是非こちらをご覧いただきたい。

新宿ロフト移転20周年特別サイト

クボケンジ

メレンゲのボーカル&ギターと作詞作曲をつとめる。02年クボケンジのソロ・ユニットとしてメレンゲを始動、翌年よりクボケンジ、タケシタツヨシ、
ヤマザキタケシからなる3ピースバンドとして活動。2013年、キューンミュージックへのレーベル移籍。2014年10月には移籍後初のフルアルバム「CAMPFIRE」をリリース。弾き語り等を中心としたソロでの活動の他、初恋のテサキとしても活動。自主レーベル『BoGen Records』も運営している。
メレンゲHP

TEXT:LUCKAND編集部

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