2019.01.21

『LIM PRESS NEWYEAR MEETUP』

LIM PRESS(音楽WEBメディア)

音楽メディア『LIM PRESS(リムプレス)』https://limpress.com/の立ち上げ1周年を記念したイベントが東京・渋谷のGallery Conceal Shibuyaにて開催された。
写真展示を中心とし、同メディアに所縁のあるアーティストや選曲家たちもDJを務めたこの日。LIM PRESSの特性でもある、国内外問わない硬派で社会的なアーティストの掲載ラインナップ同様、来客も海外の方々もちらほら。各選曲家たちが回す、各人のアイデンティティを感じさせる選曲の中、眺める飾られた各種の写真からは臨場感や躍動感が溢れ、さながらそれは、「目でライヴを体感している」かのようでもあった。

『LIM PRESS NEWYEAR MEETUP』
■日時:2019年1月13日(日)
■場所:ギャラリー・コンシール・シブヤhttp://galleryconceal.wixsite.com/gconceal

この『LIM PRESS』のLIMは「Live in the (a) moment」の略。 “ライヴ”にフォーカスしたメディアとして、ミュージシャン、照明、音響、オーディエンス、その時々の空気感が混ぜ合わさって創られる空間を切り取って伝えている音楽メディアとしても定評も高い。たった今、そこで何があったのか、その瞬間を切り取り、それを写真と文章で伝え、音楽そのものの魅力のみならず、その背後に広がる広大な可能性を自由な彩りをもって、ストレートに伝えていきたい所信の下、思案堂合同会社によって運営されている。

音楽ジャーナリストの花房浩一が運営する有志による寄稿メディア「SMASHING MAG」を母体に、LIM PRESSに移行後は、より有志の撮りたい、書きたい、遺したいアーティストやライヴを中心の掲載媒体へと移っていった同メディア。内容的には、ジャーナリスティックやアーティストのアイデンティティを実直に、撮った者、書いた者の目線から実直に切り取った文章と写真から構成されているところも魅力的だ。

この日はそのLIM PRESSのサイト開設1周年を記念したパーティー。同サイトの2018年の取材成果の展示やフォトグラファーたちのライブ写真展がゲストDJたちと共に送られた。


この日の写真展示は、1フロアを3ルームに別けて展開。岡部智子によるKING BROTHERSのライブ写真が展示された部屋では、モノクロとカラーによるKING BROTHERSの場内を巻き込んでの白熱したステージのあの疾風怒濤さをまさに切り取ったかのような写真類が飾られ、平川啓子によるeastern youth, Co/SS/gZ(コーパス・グラインダーズ)のライブ写真展示された部屋では、臨場感とリアリティと熱気の伝わってくる写真類の数々が目に飛び込んでくる。Co/SS/gZは大引き延しのA全サイズの写真を始め、ライブや前後、リハの写真等、臨場感とリアリティと熱気の伝わってくる写真類が、また、eastern youthの方は、まさに熱量までもリアルに伝わってくるかのようなライブ写真を中心に、レコーディング写真も交え、なかなか裏側が見れない彼だけに貴重な写真も見ることが出来た。

そして、思案堂の代表にて、カメラマンの森リョータ氏による、氏が毎年欠かさず参加している、アメリカ・テキサスで行っている音楽見本市「サウス・バイ・サウスウェスト(SXSW)」の現地の雰囲気を伝える写真類、それから普段はWEBであるLIM PRESSのページをこの日限りであえてペーパーエディトリアルされ、壁新聞のように、タブロイド見開きサイズで展示されていたのも印象深い。中でも、LIM PRESSの誌面展開は、ウェブメディアとは言え、その実、写真の質、文章のかなりのクオリティの高さをより伺うことが出来た。

 

また、この日のゲストDJには、DJおじいちゃん(吉野寿 from eastern youth)、花房浩一、増田ダイスケ、Paulaといった、このメディア所縁の方々もスピン。そこにも各人のアイデンティティや主張のようなものを感じることが出来た。

加えて、入場者には先着にてZINE「Live In the Moments Vol.1」も配布され、写真を中心としたLIM PRESSのポリシーや姿勢、スタンスやスタイルが凝縮されたその内容は、まさに目で音楽を楽しむが如し。めくる毎に飛び込んでくる写真たちが、読み手をそのライヴ空間へと佇ませた。

これからも独自の姿勢やアイデンティティを掲げ、運営していく所存のこのLIM PRESS。以後もこの媒体からの使命感溢れる写真や文章は、我々をその時その場に居合わせていたかのような感覚にさせてくれることを確信したイベント参加であった。

TEXT:LUCKAND
PHOTO:Yusuke Baba(Beyond the Lenz)

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