2017.07.30

『家族行進曲』

ハンバート ハンバート

写真撮影:上原勇(サン・アド)
アートディレクション:白井陽平(サン・アド)
クリエイティブディレクション:岩崎亜矢(サン・アド)

収録されている「がんばれ兄ちゃん」のMV同様、トータルにアートワークをサン・アドが担っている。
中身は至ってシンプル。特に写真も使われておらず、淡いピンクの紙と、歌詞は活字に対し、曲のタイトルや作詞作曲者名は全て、ジャケットのタイトルやアーティスト名同様、手書き風の癖のあるフォントを使っているところも目を惹く。ジャケット写真もあえてモノクロにすることで、ノスタルジック感を引き立てているのも特徴的だ。


これまで以上に牧歌性&夕餉(ゆうげ)感溢れるアルバムだ。元々親しみやすい音楽性の彼らだが、今回はより身近に感じさせてくれる楽曲ばかり。それはアコースティック楽器の配置やカントリー調の作風に加え、「家族」にフォーカスを置いた歌によるものも大きい。兄の人間味を微笑ましく伝える「がんばれ兄ちゃん」、夕餉の食卓が浮かぶ「長い影」、お盆の墓前報告の光景を想起させる「ただいま」等々、聴く毎に家族に久々に連絡をとったり、逢いたくさせる曲が満載だ。

また今作ではゲストに細野晴臣、長岡亮介、エマーソン北村、岩見継吾、久下惠生、関島岳郎、アイルランド出身のグループWe Banjo 3等々も参加。彼らもより情景の可視化を手伝っている。

「がんばれ兄ちゃん」ハンバート ハンバート

Production:SUN-AD
Creative Director, Copy Writer :岩崎亜矢 (SUN-AD)
Art Director:白井陽平 (SUN-AD)
Director + Photographer / 壱岐紀仁

今回のアルバムに描かれているいくつもの「家族」の姿のうち、兄ちゃんにフォーカスを当てた楽曲のMV。てっきり歌どおり、兄ちゃんの健気な姿でも追いかけるものになっているのだろうと予想していたが、東京のとある商店街の各お店や情景を情緒も含めて切り取ったもの。しかし、これがいつまでも続く光景ではなく、いつかは古き良き想い出に変わってしまうのであろうことを想起させ、このアルバムのように、なおさら愛おしい気持ちにさせてくれる。
いつもでも残っていて欲しいが、それはきっと我々の力だけではどうしようもならないこと。であれば、せめて記憶にだけでもしっかり収めておこう。何やら、そんなことまで思わせてくれる映像作品だ。

ハンバート ハンバート

http://www.humberthumbert.net/

9th ALBUM

『家族行進曲』

SPACE SHOWER NETWORK

初回限定盤(CD+DVD)
¥3,400(+tax)
DDCB-94015
購入はこちら

通常盤(CDのみ)
¥2,700(+tax)
DDCB-14054
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2017年7月5日(水)Release

01. 雨の街
02. がんばれ兄ちゃん
03. あたたかな手
04. 長い影
05. ぼくも空へ
06. おうちに帰りたい
07. 真夜中
08. ひかり
09. ただいま
10. 台所
11. 今夜君が帰ったら
12. 横顔しか知らない (ケルティックバージョン)

「家族行進曲」初回限定盤DVD 収録内容
第一部『消えゆく東京とハンバート ハンバート』
「がんばれ兄ちゃん」「あたたかな手」「今夜君が帰ったら」のミュージックビデオ
第二部『ハンバート ハンバート中華人民共和国をゆく』2016年12月の中国ツアーのライブ映像
収録曲
01. 夜明け (深圳)
02. ちいさな冒険者 (深圳)
03. 枯れ枝 (北京)
04. おソウシキごっこ~1時間 (北京)
05. おなじ話 (上海)
06. ホンマツテントウ虫~include 幸福拍手歌 (上海)
07. メッセージ (上海)

 

LIVE

『ハンバート ハンバート行進曲 2017』
07月25日(火)東京都 渋谷CLUB QUATTRO
08月24日(木)京都府 磔磔
08月25日(金)兵庫県 チキンジョージ
09月09日(土)東京都 日比谷野外大音楽堂
09月15日(金)愛知県 DIAMOND HALL
10月01日(日)大阪府 大阪城音楽堂
10月12日(木)宮城県 Rensa
10月20日(金)静岡県 LiveHouse 浜松 窓枠
10月29日(日)広島県 広島CLUB QUATTRO
10月31日(火)福岡県 イムズホール
11月26日(日)北海道 Zepp Sapporo

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