Art direction & Illustration : Hikary Cho

Hikaru Cho / チョーヒカル / 趙燁
アーティスト・イラストレーター。1993年3月29日、東京都に生まれる。
2012年　武蔵野美術大学　視覚伝達デザイン学科に入学。UNUSUAL(非日常)ARTをテーマに掲げ、体にリアルな目や物を描くボディペイントや衣服のデザイン、イラスト、立体、映像作品などを制作。衣服ブランドMelantrick Hemlight、タイツブランドtokoneとのコラボレーションや、ポスター、スマートフォン向けアプリのイラストや、キャラクターグッズのデザインも行っている。

999枚限定デラックス盤と低価格のミニマルパッケージ盤の2種を発売。デラックス盤はアーティスト・クリエーターのチョーヒカルとのコラボレーションによるアートボックス仕様で、蝶の標本の様な色鮮やかなイラストが印象的なアートワークとなっている。B5サイズのジグソーパズル封入も封入されており、好きな方には後々まで取っておきたい仕様に。収録曲もDisc1は中嶋イッキュウ、Disc2はキダ モティフォ、Disc3はヒロミ・ヒロヒロが選曲した3枚のEPに分けられ、紙ジャケットに封入されている。

ミニマルパッケージ盤はブックレット等を一切排除しており、音が聴ければいい、お試しにこの値段なら買ってみたい、そんな人たちに向けられている。歌詞カードはtricotのブログから印刷用データがダウンロード可能。2仕様2極の、意欲的な姿勢が伺える。

ほとんどの曲をサポートドラムの吉田雄介を交えたセッションにて制作された今作。その制作方法も手伝い、幾何学的でトリッキーな楽曲も体感的に非常にスムーズに感じさせるものが多い。
今作でより中心となったのは歌。そしてほのかなアーバン性だ。こと歌に関しては歌詞内容を始め、3声のコーラスの深みやふくよかさ、そしてボーカル中嶋イッキュウの声の艶やかさや歌表現力のアップも耳を惹く。アーバンポップスさやベースのヒロミもボーカルに加わった「よそいき」、「スキマ」での楽曲伝え方や秀逸な歌詞、はたまた「南無」のような無邪気さも交えたキャッチーさ等々、しっかりとこれからの彼女たちを魅せてくれる1枚だ。

Directed by 加藤マニ

加藤マニ (manifilms)
1985年8月14日生。東京都青梅市出身。
2008年 早稲田大学川口芸術学校卒業。某大手編集プロダクションに入社。2009年夏、某ウェブサイト制作会社に勤務。2012年独立。フリーとしてた活動開始。これまでに、キュウソネコカミ、ゆるめるモ！、高橋優、Superfly、冨田ラボ、MO’SOME TONEBENDER、DJ BAKU、HAPPY、THEラブ人間、ミソッカス、WHITE ASH、忘れらんねえよ、Czecho No Republic、クリープハイプ等々、年間50本以上のMVをインディーズ、メジャーを問わず制作。インディ精神を忘れない、立派な大人を目指して自活中。