Art Directer & Designer : 三根加代子(アタシ社)
Camera Man : ミネシンゴ(アタシ社)

アートワークは、前作シングル「もうすぐ着くから待っててね」に引き続き、三根夫妻のアタシ社によるもの。三角形と糸をモチーフに、淡いパステル調の色使いも印象的だ。

＜アタシ社＞
ミネシンゴ、三根加代子夫婦による、逗子を拠点とする出版社。
年に2回、個性的な美容師の生きざまを見せていく読み物としての美容雑誌『髪とアタシ』の制作・発行を中心に、書籍やパンフレット、ウェブサイトの編集、デザイン、写真撮影などを2人で行っている。
https://kamitoatashi.fashionstore.jp/

ここ最近のクリープハイプのシングルからは都度発売時にぴったりの季節性を感じる。このニューシングル「イト」も然りだ。映画『帝一の國』主題歌として書き下ろされたタイトル曲は、パーッとした華やかさが印象的なナンバー。ウェットさと、そこを抜けた開放感溢れる歌声のコントラストも特徴的だ。歌詞の韻踏みと三段活用的な歌詞も耳を惹き、ホーンを取り入れつつ抜き差しや大サビに入る転調が聴く者をグッとこさせる。
カップリングには、ベース・カオナシが作詞/作曲、メインボーカルを務めた「月の逆襲」、ミディアムでほのかな幸福感に包んでくれる「君が猫で僕が犬」も収録。この初夏、手元に置いておきたい1枚だ。

監督・脚本：山口淳太（ヨーロッパ企画）
イラスト：角田貴志（ヨーロッパ企画）
出演：クリープハイプ、清水ミチコ、ほいけんた、都丸紗也華、中川晴樹（ヨーロッパ企画）、諏訪 雅（ヨーロッパ企画）

＜ヨーロッパ企画＞
京都を拠点に活動している劇団。結成以来一貫してコメディを上演し続けており、SFやファンタジーの世界観を絡めながらも登場人物による日常会話をつむぐ群像コメディ、特殊な劇構造や仕掛けなどがある企画性コメディを上演している。また、演劇公演以外にもイベント企画、映像制作、テレビ・ラジオの出演や企画構成など、「劇団」という枠を超えた活動を行っている。

今回のMVは、紙人形と実写を融合して撮影されたハイブリッド・ペープサート（紙人形劇）作品。イラスト化されたクリープハイプの紙人形たちが、メンバー自身の“イト”によって操られバンド活動していく様を描いたフィクションストーリー。