「バンドの第二章とリンクする部分を『色』でも表したい」

ーブランド名の由来は？

福永

ドイツ語で「雨が降り出しそうな天気」のことをレーゲンルフトっていうんですけど、素敵だなと思って。文字の見た目もすごい好きで、それをブランド名にしました。意味合い的にもいいかなと思って。

ー確かに。単純にモノとしていいから買いたい人も出て来そうですね。

福永

そうですね。僕はその入り口も欲しいと思いながらインディーの頃からやってたんで、音楽以外の他のカルチャーからブランドとして認識したらバンドだったみたいなロマンを持ってて。「そんなのあったらいいな」と思いながらやってたんで、それが叶ってくれたら嬉しいですね。

ー目下まだやってないことでやりたいことはありますか？

福永

これからは「赤いの」をやりたくて。それもなんかこういう感覚（「Shoes」の時期のオレンジ）と一緒なんですけど、赤いやつをぶち込みたいなと。曲に関しても「次へ」「第二章」みたいな見せ方をしていこうとしてて。その意識とリンクしてる色なのかもしれないですね。

ーそれは楽しみです。今、アーティストの一番時間差のないセンスってみんなインスタを見ていたりするので、そこからの流入もあると思いますよ。

福永

僕が接点としてそれを設けられてるかは疑問ですけど（笑）。

ーいや、接点でしょう。何をどう見てるのか一番分かり易いし。今は楽しんでやれてますか？

福永

そうですね。ほんとは日常はなんでもない写真上げて、“人生共有してる感”みたいなほうが増えていくだろうし、わかりやすいんだろうなと思うんですけど、上げたくない写真は上げたくないって性分なんです（笑）。

ーライブの演出などでチャレンジしたいことは？

福永

いろんなライブを見ていてLEDパネルすごいなとかは思っちゃいますね。この前、事務所の人たちとメンバー全員でテイラー・スィフトを見に行ったんですけど、半端なくて（笑）。ディズニーランドぐらいすごくて。50メートルぐらいのヘビは出てくるし、最後は噴水がステージの真ん中にあったり（笑）。それはベクトルは違うにしろ、僕たちのライブで見せれる何かっていうのは作りたいなぁとは思ってて。そこでも他のアーティストがやってるようなことではなく、僕たち独自のものができたらなとは思ってますね。

INTERVIEW&TEXT：石角友香
PHOTO：Kana Tarumi